占いをしたのは人生で一回だけです。
30歳の時に1度だけ・・。
ただ、20年近くたった今振り返ってみると、
「あの占いが大きかったな~。もしかしたら、私の潜在意識を大きく変えられたかも・・」
と思うほど当たったんです。
占いが当たったのか。当たるように自分が変えていったのかは分かりません。
でも、これから書くことは本当に実際にあったことなので、そんなこともあるのね・・。
という程度で読んでいただけたらと思います。
人生でたった一度の占いが当たった件【旦那編】
まず、当時フランス人の男性と付き合いだしていた私は結構悩んでいました。
言葉や文化の壁で毎日疲弊しヘトヘト状態・・。
そんな時「〇〇の駅ビルに凄くよくあたる占い師がいるんだって。やってみたいんだけど、一緒にどう?」
と、職場の友人が誘ってくれました。
占いはあまり関心がなかったものの、ちょうど悩んでいたこともあって一緒に行くことに。
たしか、20分で5000円だった記憶があります。
50代くらいの女性でしたが、サバサバした雰囲気で話しやすかったです。
名前と生年月日を聞かれたので答えました。
恋愛も見てもらえるとのことなので、相手の生年月日も答えました。
すると
「相手は外国人ね?」
と速攻で言われたので、
「ええ?なんでわかるんですか?!」
と驚いたのですが、
「自分の生年月日は昭和で答えたのに、彼のは西暦だったから分かっただけよ。」
とサバサバ。
そこは「霊感よ!」と言っても占い師的にアリだと思うのですが、正直にこう答えてくれる占い師さんに好感を持ちました。。
名前と生年月日を打ち込むと、なにやらプリントが数枚印刷されてきました。
それを見ながら鑑定していきます。
で、肝心の2人の運勢ですが・・。
「あんまりよくないわ。上手く行く確率は半分半分ね。」
と、凄い結果を・・!
ええ~。
それってなんて微妙な~・・。
それを聞いても嬉しくないし、前向きな気持ちにもなれないじゃないですか・・。
「とにかく苦労するから、どっちに転んでもおかしくないわよ。そりゃ、『頑張れば上手く行くわよ』って言ってあげたいけど、そうじゃないってココに出てるから。」
と、プリントアウトした用紙を指して言います。
「はぁ・・」としか言いようがなく、なんだかな~な結果でした。
ところが、20年経って言えるのは、本当にどちらに転んでもおかしくなかったな~という感想ですね。
実際、何度も別れて復縁したり・・。
とにかく大変だったし、苦労も多かった。
と、過去形で語ってしまいましたが(笑)、今だに文化的なもので揉めるし、喧嘩も多いです。
ただ、見方によってはこの占いがあったから「この人は運命の人なのかしら?」的なフ乙女ァンタジーな思考は消え去り、この人と一緒になるには相当の努力が必要なのだ。と腹が座りました。
そういう意味では私は事前に聞いておいて良かったのかもしれませんね。
人生でたった一度の占いが当たった件【出産編】
子供が何歳の時に持てるかについても聞いてみました。
そしたらこれもまた「なんだかな~」という結果で・・。
「35歳までは無理ね。36歳以降も分からないわ。でも少なくとも35歳までは絶対無理。」
とのことで、子供が早く欲しかった私はガッカリしました。(まぁ、当時既に30歳だったのですが。汗)
で、実際どうだったかというと、長女が生まれたのは私が37歳の時でした。
不妊治療もしながら、長く苦しい時間でした。
ただこれも、事前に聞いておいたおかげである程度覚悟ができたのかもと思いますね。
ちなみに、長女を産んだ後も不妊に悩み、不妊治療を数年続けた後はきっぱり諦め・・。その後42歳で自然妊娠という形で2人目を授かりました。
人生でたった一度の占いが当たった件【仕事編】
一番影響が大きかったのは、この仕事に関する占いでしょうか。
当時、仕事に関しては安定していたので、別に私から聞いたわけではないのですが、占い師の方が強い口調で言いました。
「アナタ、何か自分でやりなさいよ。そういうのがいいって書いてあるわ。」
「え?今普通に会社で働いてますが、まぁまぁそれで満足してます。何かやりたいことや特技があるわけでもないですし。」
「いや、ダメよ。
あなたはとにかく自分で全部する仕事が向いてるわ。え~っと何だろう~。
例えば服の店をやるとか・・。よく分からないけど、そういうこと。
それも自分でデザインした服とか。とにかく何から何まで自分のデザインやアイディアでやるのよ。
今みたいな仕事は向いてないわ。」
と。
これには、その時は失礼ながら「はぁ・・」でした。
「ハハ、もう私は見ての通り何のセンスもない人間ですから、服のデザインなんてとてもとても・・」(その時はTシャツにジーンズ姿‥。)
「うん、だからそれが何かは私も分からないののよ。
とにかく、自分で何から何までやる仕事。これだけは覚えておいて。」
で、これが数年後に本当になりまして、気が付くと自分で絵を描き、自分でHPを作って結婚式用の絵を売る仕事をしていました。
さらに文章を書くことも4年前から始めました。
本当に人生って分からないものですね。
フランスに住んでいる時に、言葉ができないので普通に働けない・・。じゃ、絵を描いて売ってみようかな・・と思い始めたのがきっかけです。
絵は祖父が絵描きだったのを思い出して、自分もできるかな~、学生の時に好きだったし・・。
という程度の思いつきです。
ただ、こういう瞬間にこの占いの言葉が潜在意識の中で働きかけ、いい方に後押ししてくれていた可能性はあると思います。
なんだか、運命的な占いだったなぁ・・と。
当時は、なんだか求めていた答えとは違ったので、なんで5000円も払っちゃたんだろ‥と少し後悔さえ感じましたが、結果的には有難い機会だったようにも思います。
でも不思議だったこと・・
その占い師さんは、しきりに「ここに書いてあるのよ。」と打ち出したプリント用紙を見ながら鑑定されてたんですけど、後でそれをもらって読んでみても、そんなこと書いてないんですよね。
なんとなくぼんやりと誰でも当てはまるような文章が並んでいるだけで、独創的な仕事が向いてるとか、そんな具体的なことは書いてありませんでした。
ましてや出産は35歳まで無理・・なんて書いてあるわけでもなく・・。
でも、まぁその占い師さんはご自身でそう解釈されたってことで納得しましたが、こういうのって不思議ですね。
人生で一回の占いに関して
そんな感じなので、自分としてはもう一度占いをしたいとは思わないですし、何度もやるものではないな・・という漠然とした感想はあります。
ただ今現在、人生に迷っている方で、何かしらの方向性や後押しが欲しい。あるいは、覚悟を決めるための手がかりが欲しい・・、などのきっかけを必要とされてる方は一度試されてみてもよいかと思います。
その際は、本当に評判のいい占い師さんを見つけるのが大事になりそうですね。いい占い師さんでないと意味がないと思います。
昔はそういう評判が自然と耳に入ったものですが、今はどうなんでしょうか。
近くのモールやデパートにそういう評判の占い師さんが見つかればいいのですが、そういえば最近あんまり見かけることもありませんね。(私が住んでるのが田舎だからかな。)
やはり対面の方がいいと思うので、できたらそういう方法で見つけるのがよいと思います。
あくまで私の場合ですが一生に一回の占いで十分でしたので、皆様もそんな占い師さんに出会えるといいな・・と願っております。